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ちゃーりーとちょこっとレーティング工場

20代サラリーマンのまったり株式投資記録です

銘柄研究:【3454】ファーストブラザーズ

銘柄研究


こんにちはー。

今日は銘柄研究第一弾です!
【3454】ファーストブラザーズについて書きます。

「またこの銘柄の話かよ!やれやれ…」と思われそうですが、いまほぼこの銘柄しか持っていないのでご容赦ください(-_-;)

ファンド銘柄に興味ある方はお付き合いください。
自分の頭の整理のために書いてる感が多分にありますが笑
質問やツッコミなどあればぜひお願いしますー。



●事業内容

ファーストブラザーズは2004年創業で、丸ビルにオフィスを構えています。

事業は、投資運用、投資銀行の二つからなっています。


投資運用事業は不動産私募ファンドの運用になります。
機関投資家から資金を集め、ファンドの組成・運用・売却を行っています。

投資運用の事業規模を図る上では、顧客からの預かり資産の額(AUM)というものがよく用いられます。
ファーストブラザーズの3Q時点の私募ファンドAUMは570億円です。

運用金額は同業大手よりかなり少ないですね。独立系一位のケネディクスの私募ファンドAUMは4000億なので相手になってませんね笑
ただ、今は一時的に少なくなっている状態で、過去数年は1000億円台をキープしていました。
従業員の数がケネディクスの約五分の一であることを考えると、ファーストブラザーズのAUMは取り立てて低いわけではないですね。



投信銀行事業は、組成ファンドへの自己投資、不動産賃貸・売却がおもです。
ほかにも事業再生・ベンチャー企業投資などもおこなっています。

特徴的なのは組成ファンドへの自己投資(セイムボート投資)です。
投資運用事業で運用しているファンドに、自らも投資してそこからキャピタルゲインを得ることを狙う事業になります。
組成したファンドに顧客と一緒に投資する行為なので、顧客から歓迎される行為でもあるそうです。


成長戦略としては、投資銀行業務のセイムボート投資、不動産賃貸の二つを掲げています。



●来期の見通し


過去の記事の訂正をしなくてはいけません。
ファーストブラザーズ、PER5倍台に…」で、来期の業績は落ちないだろうと言いました。
ですが、来期は結構な確率で今年より下がると考えています。
四季報予想より数億円低い利益になる気がしています。


というのも、今期は投資運用事業で予想売上高25億円と大きく計上予定ですが、来期はこの部分が落ち込むはずだからです。

その理由としては、季報が言うような「益出し一巡」と、売上の前倒しの二つがあります。


まず前者について、AUMは前期末には920億あったんですが、今期売却した案件が多く、3Q時点で570億円まで減らしています。
当然、その減った分だけAUMから得られるフィーが減ることになります。
4Q以降新しくファンドを組成するものとは思いますが、同時に組成コストがかかることになるのですぐに利益には直結しません。

また、今期益出し予定でなかった案件を売却して、投資運用事業で1億円、投資銀行事業で3億円をそれぞれ来期の売上から前倒しています。
(10月に上方修正したのに株価が下落したのは、この前倒しで来期の減益を見越した人が多かったことが原因だったのかもしれませんね)


そのため来期の投資運用業務からの売上は、AUMの金額を考えると半減してもおかしくないのかなーと思います。
ファンドの新規組成が進まなければ、直近で最低だった2012年度の売上6億円(特殊要因による売上除く)を下回ることもありそうです。


一方、投資銀行業務に関しては今期見込みの13億円より売上を伸ばす可能性が高いと踏んでます。

これは、不動産賃貸の収益源である販売用不動産を、3Q時点で103億円と、前期末から66億円も増やしていることによります。
借入金の推移からみると、今期末には120億円まで販売用不動産が増えそうです。

このベースで計算すると、不動産賃貸だけでも8億円は売上をあげそうです。
会社の戦略として販売用不動産は今後も増やしていくはずなので、来期はこれだけで10億円にも届くかもしれません。

セイムボート投資に関しては、上述のようにAUMは最低限確保できているし、AUMに占めるセイムボート投資額の割合自体を大きくすることも可能です。
前倒した分の3億円をのぞけば今期と同程度の数字は来期も出せると思っています。


そのため、投資銀行業務については今期の数字を超えることも十分できます。



●将来性・強み

ほんとはここを一番書きたかったんですが、長くなってしまったので簡単に笑

上で述べたように、AUMが今年急激に減ったので、この先二年ぐらいは、今期よりも低い利益水準にとどまる可能性は認識しておかないといけません。
ただし、その利益水準でPERを計算しても、10倍程度になるだけなので割安なのは変わりません。


それに、今期の利益は一過性のものではなく、ここからの成長余地はまだまだあると私は考えています。


不動産賃貸の拡充で業績のベースアップを図ってリスクを減らしつつ、セイムボート投資で売上を伸ばすという成長戦略は個人的にイメージしやすいです。

不動産賃貸については順調ですし、セイムボート投資はAUMの金額だけ伸ばす余地があります。
組成ファンドのうちセイムボート投資の対象としているのは15%程度ですし、まだセイムボート投資の割合は大きくできると思ってます。
それに、セイムボート投資の母体であるAUM自体が過去の周期を見る限り今が最低期でこれからまた増えていきそうです。なので投資額の底上げが期待できます。


あと、粗利益率が同業他社と比べて非常に高いのも好感です。
この理由はまだ調べきれていないので憶測ですが、ファンドの組成に際して外注をほとんど使っていないことによるのかなーと思ってます。
今後調査していきます。

また、私募ファンドのAUM(直近二年以前)にしても販売用不動産にしても、一人あたりの運用高ではケネディクスを超えているので、そのあたりにも強みはありそうです。
経営陣をみても、ファーストブラザーズは専門性を有している人が多い印象を受けます。
ファンドの運用力に関してはケネディクスに引けを取っていないのかもしれません。
セイムボート投資を増やそうとしているということは、それだけファンドの運用に自信を持っているということでもありますし。


滞在型複合施設のアクアイグニス多気・小山への参画というホットな話題もあります。

アクアイグニス多気は、産民学が一体型のプロジェクトで、商業、教育、環境、健康、スポーツなど様々な要素を持った施設となる予定です。
敷地面積は115ヘクタールと、ディズニーランド・シーを合わせた面積よりも広いです笑
年間売上見込みは300億円とのことです(*1)。
アクアイグニス、イオン、ロート製薬、ファーストブラザーズの四社の共同事業ですが、出資率は各社ほぼ同じということなので、完成後はかなりの安定収益が見込めるようになると思います。

小山の方は多気よりだいぶ規模は落ちますが、アクアイグニスとファーストブラザーズの二社の共同事業になります。
出資比率はまだわかってませんが、少なくとも多気と同程度以上は出していると考えます。
なので、こちらにも期待してます。




●まとめ

以上からこの銘柄をわたしが選んだ理由は以下になります。

・セイムボート投資による成長期待
・不動産賃貸による安定性
・人が有能そう
・アクアイグニス


不動産の評価損やセイムボート投資の不振による一時的な業績悪化への懸念はぬぐえませんが、成長しなくても割安だと思ってるので今のところ安心して保有できます。


将来性と強みについてはまた今度ちゃんと書きます笑
今日はこれにて!



1.「健康リゾート、異業種コラボ、イオン×ロート製薬×地元企業、投資200億円、伊勢神宮30分で。」https://messe.nikkei.co.jp/js/news/131963.html(2015/11/21閲覧)


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