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ちゃーりーとちょこっとレーティング工場

20代サラリーマンのまったり株式投資記録です

意思決定のブラックボックス

投資コラム


こんにちはー。


今日は銘柄選定について少し書きます。
なんか最近同じようなことばっかり書いてる気がしますけど笑



みなさんは中長期保有の個別銘柄を決める際、どのような方法をとっていますか。
銘柄選定のプロセスにくもりがなく、再現可能な手順を踏んでいますでしょうか。

残念ながら今のわたしはそれがてきていません。

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わたしもそうですが、多くの人は、定量的なデータをベースにして、そこに定性的なデータを加えていくことで銘柄を選定していることでしょう。

定量的なデータでいえば、PERやPBR、PSR、売上(利益)成長率、配当利回り自己資本比率流動比率などの指標ですね。
定性的なデータとは、業界構造や事業(製品)ポートフォリオといったものです。


選定の流れとしては、指標で銘柄の候補数を切ったり、指標を比較検討の基準点にしたりしたうえで、定性的な分析をするというものが主流な感じかと思います。
両者を組み合わせているということですね。

指標だけでは同程度の企業は多くあるし、仮に指標が他社より良く見えても定性的な観点からするとその企業は悪かったということは往々にしてあります。

そのため、銘柄選定のプロセスでは、指標を使うだけでは不十分で、最終的には定性的な判断に依拠せざるを得ないということです。

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この定性的な判断をするにあたって、再現可能なプロセスを踏むのってすごい難しいんですよね。

なぜかというと、定性的な判断では、自分でもちゃんと理解できていないようなブラックボックスを通して意思決定がおこなわれがちだからです。


分析手法をルール化していたり、評価方法をちゃんと決めて判断をしている人はそこまで多くないのではないでしょうか。

分析手法をルール化している人は少なからずいるのかもしれませんが、最終的な判断をする際になににどれだけの比重を置くのかについては気を付けていても曖昧になりやすいです。

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定性的な分析においては見るべきところが多岐にわたります。

異なる業種間の比較であれば5フォース分析が基本的なものでしょうけど、これだけでも、既存企業間の対抗度や売り手・買い手の交渉力、新規参入・代替品(補完品)の脅威など幅広いです。
同業間であれば、ポジショニングや市場セグメンテーション、PPMなどなど。



まずそもそも、分析・評価対象が恣意的になりがちという問題がありますね。

分析手法をルール化できておらず、どれか特定の要素に偏って分析したり、評価をする際に全く違うような要素をぶつけていたりということです。
ある企業ではセグメンテーションの巧拙を掘り下げて分析していたのに同業他社ではPPMを主に見ていたり、比較評価をする際にもこの二つの違う要素を持って対決させたり。



たとえルール化できていていくら正確な分析ができたとしても、なにかキードライバーを決めておかないと、最終的な決定をする際に評価の仕方がぶれぶれになるという問題もあります。

主要なものだけでも上記のようにたくさんの要素があるため、各要素への評価の重みづけが無意識のうちにぶれてしまうかもしれないということです。


たとえばですけど、業種間の利益構造の優位性を比較するときに、総合計100点満点のうち、

ある業種に対しては、既存企業間の対抗度50点、売り手の交渉力10点、買い手の交渉力10点、新規参入の脅威20点、代替品の脅威10点で各要素への重み付けをして評価していたのに、
比較対象の別の業種では、既存企業間の対抗度20点、売り手の交渉力5点、買い手の交渉力5点、新規参入の脅威50点、代替品の脅威20点に無意識に配点を変更してしまって、評価方法が変わってしまうということですね。


こうなると、その銘柄を選んだ理由について客観性や相対性を持った説明が自分でもできず、ブラックボックスを通した再現可能性のない投資判断になってしまいます。



こういうブラックボックスは身近にもよくありますね。

何気なく飲食店を決めるときとかも、値段や料理、雰囲気、立地などいろいろある要素のうち、あるお店では雰囲気に80点、残り20点の割合で配点して評価を下したのに、また別のお店に対しては料理に惹かれて料理80点、他20点に知らず知らず重みづけを変えて評価して、この二つを比較してしまうとか。

結果、「こっちは雰囲気抜群だけどあっちは料理おいしそうだし…どっちも良いから決められない!」となるわけです。
日常生活ではそうあるのがいいと思いますけどね笑


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まとめますと、銘柄選定は難しいということです笑

定性的な分析では考えないといけない要素が本当に限りないですし、それらをどう重みづけして評価するかはまして困難です。
ですが、これができていないと、自分が選んだ銘柄が値上がりしたとしてもそれはたまたまで、また同じように値上がりする銘柄を選べるわけではないんですよね。

なので、わたしはできる限り指標に頼って再現可能性が高い銘柄選定方法を決めたわけですけど、それでもやっぱり定性的な分析は必要なわけで。

がんばりたいですね。

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