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ちゃーりーとちょこっとレーティング工場

20代サラリーマンのまったり株式投資記録です

「社長」は重要か

投資コラム


こんにちは!

ツイッターでも少しつぶやいた、「社長」(経営者)についてまとめたいと思います。
企業分析において、社長をみることは重要なのかどうかという問題です。

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簡単にわたしの意見をまとめると、「多くの場合、社長を企業分析の主要素とする必要はない。社長がキーになるケースも少しあるが、社長を判断する材料は乏しいため分析は極めて困難。そのため、ほかの要素を分析したほうが効率的だし実践的」というものになります。

理由は三つあります。

1.外部から社長の能力を把握することは困難だから(もっと言うと内部でも難しい)

2.社長の判断は業界構造やリソースに規定されやすいから

3.仮に社長が優秀でも、業績のほとんどは外部環境や現場のマネジメント層によって左右されるから

以下でそれぞれの理由を見ていきます。

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理由1

 

一点目については、企業分析にはいろいろ要素がある中で、なんで主観的な判断になりがちな要素の「社長」をキーにするのかという問題です。


社長が優れているかどうかを判断する材料ってなかなかないと思うんですよね。

多くの方が判断されるのに使っているのは、ホームページのメッセージとかなにかの雑誌のインタビューとかではないでしょうか。
それだけで何を判断できるのか個人的には疑問です。

もちろん、社長に間接的、直接的にアクセス可能な場合もあるかと思います。
でもそれでも依然難しい気がします。
比較をできるほどにいろいろな社長から話を聞いたり裏付けをとったりすることは、個人投資家にとっては現実的ではないからです。

そもそも、人の評価なんて主観的で難しいものです。
雰囲気とか印象とかそういうのに左右されてしまいがちです。
パパパッとジャッジできる類ではない気がします。


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理由2

次が、社長の判断は、業界構造や企業のリソースに規定されがちという点です。

社長の判断はほんとうにその社長だからこそ下されているものなのか、という問いです。

社長が優秀かを分析するのに、これまでの社長の判断の実績が見られることがあります。
しかし、多くの場合、社長のその判断を規定しているのは外部・内部の経営環境だとわたしは思っています。
経営判断は、外部環境と企業内のリソースの関係から、必然的に判断の幅が決められているということです。
経営判断を下すのは社長ではなく環境であるとも言い換えられるかもしれません。


企業の意思決定プロセスに目をあててみます。

経営判断をするのはだれでしょうか。判断自体をするのは確かに社長かもしれませんね。

ですが、その判断に使われる材料はだいたい、経営戦略部隊や現場のマネジメント層の分析になります。

彼らが社長と話すときに、その段階である種の判断がすでにされていて、選択肢はかなり狭められているはずです。
その選択肢は、現場の人たちがリアルに感じている外部環境やリソースなどをもとに決定されています。
社長はその選択肢の中から限定的に判断をするという流れなのではないでしょうか。

それゆえ、社長の判断は外部・内部の環境に規定されるということです。

意思決定の面でいえば、社長以外の管理層の影響が無視できないほど大きいです。
組織がトップダウン型であってもこの流れは少なからず存在しているかと思います。


こんななかで、社長は判断を下すわけです。

判断の選択肢は何択とかそういうレベルになっています。
そうなると、社長の判断がどうであれ、運が良ければとんとんとうまくいくこともありそうです。

『まぐれ』にこんな一説がありました。

と引用しようとしたんですが、箇所がすぐに見つからなかったので、またのちほど笑

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理由3

これは理由2に想定される反論への反論として設けています。

2に対して、いやいや社長の判断はもっと複雑だし自発的なものでしょ!、と思われる方もいらっしゃると思います。

仮にそれを正しいとして、社長が自らの能力で優れた判断をおこなったとします。
それにより、会社の業績も約束されるのでしょうか。
そんなことはあまりないとわたしは思います。

なぜなら、社長判断の結果の良し悪しは、現場の人間が外部環境に対応できるかで決まると考えているからです。

まず、社長判断では、組織全員が一気に動けるレベルまで詳細を詰めるのが難しいという問題がありますね。
それにくわえて、社長判断はあくまで方向性であって、外部環境の少しの動きでその捉え方も変わります。

判断に基づいてアプローチを考えるのは現場の人たちです。
人を分析するのであれば、彼らがうまく外部環境に適応できるかどうかを見るほうがいいのではないでしょうか。

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わたしの意見はこんな感じですね…
もちろん、じゃあ社長って分析しても意味ないのか、というとそうでもないとは思います。
だいたいは社長を見ることにあまり意味はないですが、一部のケースではそれがキーになるはずです。

たとえば、まだ小さい企業で、業界構造が不安定な業種に属するようなところであれば、社長は極めて重要な分析要素になることでしょう。
それを当てられれば、とても良い投資判断ができる気もします。


でも、やっぱり社長を分析するのは難しいです。
わたし個人としては、社長がどんな人かぐらいかは見ますけど、分析までできる自信はないのでそこに時間はかけたくないという結論です。

長くなってしまいましたが今日はこれで!


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