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ちゃーりーとちょこっとレーティング工場

20代サラリーマンのまったり株式投資記録です

読書記録#6:『MBAアカウンティング』


こんにちは!

今日は「読書記録」より第六冊目の感想文です。


けふはこちら!
MBAアカウンティング』,グロービス・マネジメント・インスティテュート,2004,ダイヤモンド社

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教科書的な本なので今日も要約はなしです。
感想や書評みたいなのも実はこれといってないので、最近気になってる財務指標について考えをまとめてみます。



目次・概要

 

第1部 財務会計

  -財務会計と会社を見る目 (会社の実態を見抜く / 経営の実態を見抜く ほか)
  -財務会計と経営方針 (経営戦略と会計方針)

第2部 管理会計

  -意思決定の管理会計 (さまざまな費用 / 損益分岐点分析 ほか)
  -組織管理の管理会計 (予算管理とコントロール / 責任会計システム)


経営的な観点から書かれた会計の本です。財務諸表分析やコスト管理、予算管理について書かれています。
会計の本ですが、あくまで経営目線からの記述なので、数字と経営のつながりがよくわかる本です。
まとまっていて読みやすいです。




総資産回転率について

 

個人的に最近気になってる総資産回転率について。


総資産回転率は、一年間の売上高が企業の総資産の何個分にあたるのかを示します。
効率性を表す指標で、式は売上高/総資産です。
総資産がどれだけ売上という形で見えるようになったのかということですね。


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ROEと総資産回転率


個人的には、総資産回転率はROEROAに匹敵するぐらい使える指標かなー、と思ってます。
というのも、PBRの高さの妥当性を判断するのに使いやすいと考えているからです

まず、総資産回転率がROAと重要度が大して変わらないことは式から明らかですね。
分母が総資産で一緒で、売上と利益のどちらに対して効率的かを言っているだけの話ですので。

次に、ROEとの比較ですと、たしかに、PBRが高いか低いかを考えるとき直接的なキーになるのはROEです。
PBR=ROE×PERなのでそうなりますね。

ですが、先週の記事でも書きましたが、わたしはPBRは効率性や生産性も含意すると思っています。
資産をどれだけ有効に、効率的に使っているかということです。
なので、ROEの構成要素(利益率・回転率・レバレッジ)のなかでは、総資産回転率の重要度が高いと思っているわけです。

そんなわけで、総資産回転率はPBRをみるときにはROEと同じぐらい使えるかと。


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利益率と総資産回転率

もっとも、利益率もある意味では生産性を示しています。

利益率の高さは販売価格にどれだけマージンを乗っけられるかということなので。
そのマージン分は当然生産性の高低をあらわします。

でもこの利益率の余剰はとても不安定なものです。
なにが源泉になっているかわからないので、それが難しいです。

BtoCの会社ならなんとなくのブランドイメージでその余剰が正当化されうると思います。
消費者はそこまで価格への感応度も高くないし、一消費者に価格を左右するほどの交渉力はないので。

でも、BtoBの会社だと、話が変わります。

価格に敏感だし、場合によっては買い手が価格を決めます。
利益率は、基本的に業界構造での他社とのゲーム的な関係で決まるところが大きいです。

なので、目に見える強みで独占的な地位を築かない限り、長きにわたって率の高さを維持するのは難しいと思ってます。

一方、総資産回転率のほうは、ほぼ構造関係なしに自社の努力でその高低をコントロールできます
比較的に安定した指標で、かつ企業間での高低差が継続的に生まれうるというわけです。

以上のことから、わたしはPBRを見るうえでは総資産回転率の高さが重要だと思ってます。

 

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今日はもはや本の感想ではありませんでしたがこれにて笑
この本は経営と数字のつながりを感じやすい本なので、結構お勧めです!

最後の利益率と総資産回転率の議論の部分はまた別の機会に記事にしたいです。


ではでは(^^)/