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ちゃーりーとちょこっとレーティング工場

20代サラリーマンのまったり株式投資記録です

読書記録#20:『経営戦略の論理』

読書記録(書評)


こんにちは!

今日は「読書記録目次」より二十冊目の感想文ですー。

けふはこちら!

『経営戦略の論理』,伊丹敬之,2003,日本経済新聞社

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目次・概要

 

 

目次

序章 経営戦略とはなにか

Ⅰ 戦略の市場適合

 -顧客のニーズをとらえる
 -ニーズの多様性と相互作用を利用する
 -競争優位をつくる
 -反撃を見越す、敵にしない

Ⅱ  戦略のインターフェース適合

 -ビジネスシステムで差別化する
 -技術を活かし、技術が動かす

Ⅲ  戦略の内部適合

 -見えざる資産
 -資源を蓄積し、利用する―戦略の資源適合
 -組織を動かし、刺激する―戦略の組織適合
 -戦略の論理と発想

終章 戦略の論理と発想

 

概要・書評


戦略論についてまとめられた本。
業界構造やバリューチェーン、リソースなどの戦略論の主要な観点が、筆者独自の一つの体系として整理されています。

以前紹介した『経営戦略の思考法』で書かれていたことが、一つの戦略論としてまとめられているような印象です。
『経営戦略の思考法』は専門用語が割と多めで理論的な本でしたが、この本は用語はあまり出てこず平易かつ具体的に書かれていて、より実戦に近めな感じでした。

 



私的まとめ

 

以下は要約というより個人的な解釈に基づくまとめです。
筆者が示唆しているのはこういうことなんだろうなーと勝手にわたしが考えてまとめました。
実際にはこういう書き方はされていません←

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筆者が戦略のキーワードとして挙げるのは「適合」です。
いかに環境に適合するのかこそが戦略の要諦であるとしています。


「適合」には三つの種類があります。
市場(顧客や業界構造)への適合、インターフェース(バリューチェーンや技術)の適合、リソース(ヒトやモノ)の適合です。
この三つをそれぞれうまく適合することが大切だというわけです。

簡単に言ってしまうと、市場という環境において望ましい地位を築くために、インターフェースやリソースなどの内部要因をどのように築き活用するのかを考えることが戦略であるとまとめられます。
環境に適合するためにリソースをどう対応させるかっていうポーターのポジショニングビューに近い感じですね。

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と、ここまでは当たり前なのですが、筆者はこのポーター的な考えに、リソースベースドビューの考えを持ちこもうとします
ちなみに、リソースベースドビューは、環境が戦略を作り出すというより、内部要因が戦略を作り出すという感じの主張です。

筆者は、「適合」を度合に応じて三つのレベルに分けることで、それを可能にしようとします。

三つのレベルというのは、1.現状の環境とマッチするように適合すること、2.先回り的に将来の環境に対して適合すること、3.環境自体を変えてしまうことで適合することになります。

1と2は時間軸を取っているか否かという点は違いますが、環境を所与のものとしてそれに対してどう適合していくと考えるところは同じです。
これはまさにポジショニングビュー的な考えですね。

対して、3は、環境を所与のものとして捉えずに、それ自体を変えることで自社に適合させてしまおうとするところが違っています。
こちらはリソースベースドビューに近いです。

この三つは一応カテゴリーとしては分けられますが、実際はグラデーションのようになっています。

たとえば、2と3の境界は特にあいまいではないでしょうか。
2のように先回り的に将来の環境を考えるというのは、環境を所与とするとはいえ、時間軸に沿って環境がどう変化していくかを考えることになるからです。
変化を考える過程で、3のように内部要因から環境への作用について必然的に考える必要が出てくるものと思います。

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という感じになるので、この「適合のレベル」という概念は、ポジショニングビューとリソースベースドビューをつなぐ架け橋になっています。

従来の戦略論ではこの二つは対立あるいは断絶したものと捉えられていました。
片方の戦略論を取るともう一方は取れない、みたいな。

ですが、この筆者の適合のレベルは両者を一つの尺度に落とし込んでいます。
両極に位置するという点では真逆ではありますが、グラデーションになっているので、どのような戦略を取ろうとポジショニングビューとリソースベースドビューそれぞれの要素が入ってくることになります。
環境とリソースは切っても切り離せないのです。

だからやはり、環境とリソースの関係や相互作用を理解してバランスを取って考えることが重要だということになるわけです。

  



参考になった点 

 

物財のレベルでの事業の定義と前項で強調したようなサービスのレベルでのコンセプトと、二つがきちんとしていないと戦略の基点にはなれない。(p.64)

競争相手の確定は、たんに企業をとり巻く競争環境の中に「すでに存在する」相手を確認するということより、「だれを相手にするか」という企業による能動的な選択の色も濃いことを強調したい(p.104)

 

うえのまとめで力を使い果たしたので、引用は紹介だけにとどめまする……←
また折に触れて紹介させてもらいます。


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むー今日も昨日に続きわかりにくいまとめ方になってしまいました……

記事書くのに時間かかってしまって途中で力尽きてしまいます(;_:)
それと、たぶん読んだことある方からは猛烈なツッコミを食らいそうな乱暴なまとめ方になっているかと思います笑

難しいですねー。
記事書くのに苦労するということは自分でちゃんと理解できていないということなので、読み込みが足りないのかもしれません。
頑張ります(・_・ゞ

では今日はこれにて!