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ちゃーりーとちょこっとレーティング工場

20代サラリーマンのまったり株式投資記録です

読書記録#29:『道具としてのファイナンス』


こんにちはー

今日は「読書記録目次」より二十九冊目の記録です。
今回はこちら。

『道具としてのファイナンス』,石野雄一,日本実業出版社,2005

 

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目次


序章 ファイナンスの武者修行

第1章 投資に関する理論

第2章 証券投資に関する理論

第3章 企業価値評価

第4章 企業の最適資本構成と配当政策

第5章 資本市場に関する理論

第6章 デリバティブの理論と実践的知識

第7章 ブラック=ショールズ・モデル

 

概要・書評

 

 ファイナンスのエクセル本です。ファイナンスの理論は覚えたけどうまく使いこなせていない…そんなあなたに!という問題意識で著者はこの本を書いたそうです。

 前半では、NPVやIRR、標準偏差、共分散など、基本的な数字の計算法が書かれています。後半では、DCF・EVAによる株式価値算定法や、債権の利回り計算の仕方、デリバティブ(主にオプション)の価格計算法がまとめられています。

 基本エクセルの使い方に焦点を当てている本ですが、ファイナンスの理論の説明も一通り押さえられています。「ファイナス本」としてもわかりやすくまとまっているように感じました。

 ファイナンスの本をほとんど読んだことがない方にもおすすめです。というよりも、最初のうちにこういったHow to 本を読んでおいたほうが、その後の勉強がはかどる気がします。わたしももう少し早くに読んでおきたかった本です笑
 一方で、「ファイナンスの理論の基礎はオッケー。エクセルの財務関数も使えるよ!」という方にはたぶんニュースのない本かと思います。わたしは財務関数ぜんぜん知りませんでしたので、勉強になりました('ω')ノ




勉強になった点

 

ボラティリティの価値

損失は一定額に限定されていることから、ボラティリティが高まれば、オプション価格は上昇するわけです。 (p.248)


 引用はオプションについて書かれている箇所。ボラティリティが高いとオプション価格が上昇するのは損失額が限られているからだ、という。オプションされている方にとっては超基礎のところ方かと思います笑

 が、わたしはオプション無知だったので、これ読んで初めて知りました…。下が限られてるからボラティリティが価値になるわけなんですねーφ(..)メモメモ
 オプションも面白そうなのでこれから勉強していきたいです。

 「損失は一定額に限定」を見てちょっと思ったんですが、それは普通株にしても同じなんじゃないでしょうか笑 株でも投資額以上の損失は被らないわけで……
 こうなるとボラティリティ正義になってしまいます。というのも、この条件が入ると、普通の人は限界効用逓減でリスク回避志向になるっていう前提が揺らいでくる気がするので… 下は限られてるのに上は無限大となればボラティリティは積極的に取るべきものになってしまいます。損失限定の価値と効用逓減の折り合いがどのあたりでつくのかって話になるのかと思いますが。
 この話って理論的な検証されてるんでしょうか。ご存知の方いらっしゃいましたら教えてください(..)(..)


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その他

IR活動のゴールは、WACCを下げることにあります。(p.169)

配当政策そのものが株価を上げたのではなく、資本構成を変えるという財務政策が株価上昇の原因になっている (p.169)

 

 その他気になったところ。これはほかの本でも見かけたことな気もするので、メモ書きとして…


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 簡単ですが今日はこれにてー

 あらためてですが、リスク回避志向の話について、どなたかご教授いただけますとありがたいです(..)

 ではでは!